INTERVIEW
#03
様々な経験を経てきた人たちとの宿舎での集団生活は
人生勉強にもなる。
建設業界で働いてみて感じたのは、様々な経験を経た方が同じ現場で働いていることで、私もその1人と言えるかもしれません。製菓の専門学校を出て菓子販売店で働いた後、一般企業の事務を経てから木部建設に入社しました。入社を決めたのは、兄が今の事務所で北海道新幹線のトンネル工事に作業員として働いており、実際どのような工事なのか興味を持ったことがきっかけでした。事務職として採用された後は、兄と同じ渡島工事事務所の宿舎で生活しています。
現場の事務職の業務内容の内、まず1つがデスクワーク。具体的には現場で働いている職員や従業員の給与明細の作成、資材などを注文した商社から届く請求書の処理や書類の作成になります。
もう1つが従業員の日々の体調管理、30名ほどが暮らす宿舎や現場内の休憩所の維持など総務・庶務全般の仕事で、皆に安全かつ気持ちよく働いてもらうためのサポートをしています。車でトイレットペーパーなど生活必需品の買い出しに行くこともあり、デスクワークだけでなく色々な作業があることは、変化に富んだこの仕事ならではの楽しさだと感じています。
入社前は、建設業界での仕事や集団生活に馴染めるか心配でした。しかし実際に宿舎での生活を始めてみると、様々な人生経験をしてきた人たちとのコミュニケーションが楽しくて、これまで経験した工事の裏話や苦労したエピソードが聞けるなど、勉強になることも多いです。宿舎での共同生活は、自分の視野を広げる良い機会になっていますね。
今も忘れられない、できたてのトンネルの美しさ。
事務職としてできることをもっと増やしていきたい。
入社後、1ヵ月ほど本社で基礎的な研修を受けてから現在の現場に配属されました。事務担当は私1人で担っていますが、分からないことや困ったことがあれば、本社にいる事務職の上司や、現場の所長に気兼ねなく相談できるので、孤立感を感じることはありません。
前職とデータの処理に使うシステムが違うこともあり、当初は戸惑うこともありましたが、「習うより馴れろ」で、毎日触れることで段々と使いこなせるようになってきました。処理にかかるスピードが早くなったことに成長を感じていますが、給与明細や請求処理などお金に関係する事務処理が多いため、正確性には常に注意しています。
現場の事務職に必要な知識を身につけるのはもちろんですが、これからはもっと工事に関する知識も得たいと考えています。従業員の体調管理も仕事の1つなので、皆がどんな作業を行っているのかを知りたいということもありますが、さらに踏み込んで、職員の現場作業をサポートできる事務職になりたいと思っています。例えば、工事の作業計画書は施工管理が作成していますが、私でも対応できるようになると、その分の労力を別の業務に使うことができるわけです。
配属されて間もない頃、今の現場近くのトンネル工事の手伝いをしたことがありました。覆工という最後の仕上げの補助だったのですが、完成したてのトンネルの美しさに感動したのは今も忘れていません。トンネル工事に携わっている一人としての手応えをもっと強く感じるためにも、現場業務のことをもっと知りたいと思っています。
また、所長の現場での動き方や周囲への気配り、職員や作業員たちとの接し方は、事務担当としても参考になるので、自分の仕事に活かせるようになりたいと考えています。
CareerStepこれまでのキャリア
2020年(1年目)
入社。北海道新幹線・渡島トンネルの施工を担う渡島工事事務所に事務職として配属される。
以降、現在まで同事務所で業務に従事。
Oneday
Schedule1日のスケジュール
06:40
宿舎内の事務所に集合。自宅から通っている作業員を含め、坑内作業者の全員が集まる。体調チェックシートに記入してもらい、内容を確認。
06:45
社員朝礼。同事務所内で当日の連絡事項などを確認。
07:30
坑口近くにある現場の作業事務所に移動し、全体朝礼。
07:40
現場詰所や休憩所等の清掃を行う。
10:00
宿舎にある事務所へ戻り、宿舎内の設備確認や事務作業を行う。
12:00
昼休憩。宿舎の食堂で弁当をいただく。
13:00
不足してきた備品などを調達しに買い出しへ。
事務所に戻った後は引き続き事務作業。17:30
夜勤の申し送り後、翌日の準備をして終業。その後は宿舎にて自由時間を過ごす。
OFFSHOT休日の過ごし方
春〜秋はドライブやツーリングへ
冬の趣味として加わったスノーボード
もともと運転が好きなので、春から秋にかけてはクルマやバイクで色々な場所にドライブに出かけています。去年から新しい趣味としてスノーボードを始めました。